東京のおすすめ進学予備校・医学部予備校を紹介

志望校に合格できる力をつけるために入った予備校も、選び方を間違えると時間とお金の無駄になるだけでなく、逆に実力を低下させてしまう場合も。とくに東京は大手予備校や医学部予備校の数が多いだけにそうしたケースが少なくありません。

ここでは、予備校選びで失敗しないために、東京エリアでおすすめの大手予備校と医学部予備校を紹介していきます。

大手と医学部予備校どっちを選ぶべきか分からない受験生は参考にしてみて下さい。

国公立や上位私立大学を目指すなら都内にある大手の医学部がおすすめ

国公立や上位私立大学を目指すなら都内にある大手の医学部がおすすめ

全国展開している大手予備校は、膨大なデータと豊富な合格実績が最大のメリットですが、集団授業が多いので、生徒一人ひとりに目が届かない点がデメリット。

しかし、難易度の高い上位の医学部を目指す受験生は基礎学力がついているので、大勢のライバルと切磋琢磨できる環境のほうがさらに力を伸ばしていくことができるでしょう。

成績優秀な受験生で旧帝大学をはじめ、難関医学部合格を目指す場合、医学部予備校よりもおすすめです。

駿台

100年の歴史を誇る大学進学予備校で、全国に37校展開しています。「理系の駿台」とも言われ、最難関の東大理Ⅲに毎年多数の合格者を輩出。

かつては入塾(選抜)試験が実施されていましたが現在は廃止され、希望者は学力に関わらず受講可能です。

東京市谷校舎は医学部予備校に負けない講師陣と学習環境を用意。

医学部コースは下記のように分かれています。()内は目標とする主な大学名。

国立コース:「EX国公立医系演習(東大、京大、東京医科大学など)」「EX国公立医系(千葉大学、筑波大など)」「プレミアムサポート(地方国公立大など)」の3コース。

私立コース:「EX私立医系演習(慶応、慈恵会、日医など)」「プレミアムサポート(東邦大、昭和大など)」「プログレス(偏差値60台前半の大学など)」の3コース。

授業形態は集団授業で、医系のクラスはメディカルの頭文字を取ってMS、MA、MB、MCの4クラス編成。どのクラスになるかは、入塾後に行われるプレースメントテスト(クラス分けのためのテスト)によって決められます。

入学金+年間授業料:国立コース960,000円/私立コース890,000円

東京の校舎:お茶の水1・2・3号館はじめ東京都内に9校。お茶の水校の分教室「市谷校舎」が医学部専門の校舎  ※市谷校舎は「ヶ」が入りません。

市谷校舎所在地: 東京都新宿区市谷八幡町15-3(JR中央・総武線 、東京メトロ有楽町線 市ケ谷駅より徒歩3分)

オンライン授業:同時双方向型のライブ授業

河合塾

「机の河合」「テキストの河合」と呼ばれるように、学習しやすい環境と、医学部入試に精通したプロ講師が100人以上結集して制作したオリジナルテキストで、難関医学部合格に導く大学進学予備校です。

医学部受験生の専用校舎を設置し、医学部予備校に負けない学習体制を整備している校舎もあります(東京麹町校)。

医学部コースは下記のように分けられています。

国公立コース:「ハイパー国公立理系」「トップレベル国公立理系」「ハイレベル国公立理系」の3コース。

私立大コース:「ハイレベルアドバンスクラス」のみ。

河合塾生の8割は国公立医学部志望者で、私立大学医学部は残り2割と、国公立医学部志願者が大半を占めています。

入学金+年間授業料:国公立コース1,955,000円/私立コース2,055,000円

東京の校舎:東京都内に7校舎あり、その中の麹町校が「医進専門特化校舎」

麹町校所在地:東京都千代田区六番町1-3(東京メトロ有楽町線麹町駅より徒歩2分)

オンライン授業:「河合塾マナビス」と「河合塾one」の2種類。どちらも対面授業ではなく録画を視聴するオンデマンド形式

四谷学院

大学進学予備校の四谷学院は「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」のダブル教育が特徴です。科目別能力別とは、生徒の得意・不得意科目や学力に合わせてクラス編成するもので、生徒は背伸びをすることもなく、逆に物足りなさを感じることもなく、自分に最も適したペースでレベルアップしていくことができます。

55段階とは、受験に必要な知識とテクニックを中一レベルから最終的には東大レベルまで段階を追って習得していく方法。具体的には、生徒が問題を解き、講師がその場で採点し、わからなかったところを個別指導で徹底的に解明していきます。

このダブル教育によって、理解力と解答力が高まり、難関医学部への1年合格・短期合格が可能になります。

国公立医学部コース:東大医学部コース(特選)、京大医学部コース(特選)、国公立医学部コース

私立医学部コース:私立医学部コースのみ

東京の校舎:四谷、池袋、自由が丘、下北沢、吉祥寺、立川、町田の7校。医学部コースはすべての校舎に設置されています。

四谷校所在地:東京都新宿区四谷1-1-1 四谷学院ビル(JR線・丸の内線・南北線 四ツ谷駅赤坂口すぐ前)

入学金+年間授業料:国公立医学部762,000円/私立医学部748,000円

オンライン授業:同時双方向型のライブ授業

偏差値40~50台前半なら東京エリアの医学部予備校が最短ルート

偏差値40~50台前半なら東京エリアの医学部予備校が最短ルート

大手予備校と違って医学部予備校は10人以下の小集団授業や1対1の個別指導が中心です。そのためカリキュラムも生徒個人の学力に応じて作成するなど、きめ細かい指導・サポートを行う点が大きなメリット。

基礎ができていない生徒は基礎固めから始め、一歩ずつ応用力を付けていけるのが医学部予備校の強み。偏差値が低めで基礎からみっちり学習したいという人には、東京エリアの医学部予備校がおすすめです。

ただし、医学部予備校は学費が高い校舎も多いので、注意が必要です。

メディカルラボ

医学部予備校No.1の合格実績を誇る河合塾グループの専門予備校。メディカルラボに入塾するとまずスタートレベルチェックと面談を行い、生徒の学力や勉強法を把握して個人カリキュラムを作成します。

学力から見て志望校の受験勉強を始めるのは難しいと判断すれば、中学の基礎レベルからやり直すことも。そしてカリキュラムをしっかり消化することで後れを取り戻し、さらなるレベルアップを図るというシステムになっています。

メディカルラボは医学部予備校ではおなじみの完全個別指導ですが、講師陣と各クラスの担任教師がチームを組み、万全の体制で志望校への1年合格を応援します。

東京エリアの校舎:お茶の水、新宿、池袋、立川、町田の5校 

医学部予備校所在地:東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティアカデミア 5F(JR御茶ノ水駅より徒歩1分、東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅直結)

入学金+年間授業料:医学部総合コース(高卒生)2,312,000円

オンライン授業:同時双方向型のライブ授業

学生寮:東京都内に指定寮あり

富士学院

1906年に福岡で開設し、2016年に東京お茶の水に進出した医学部予備校です。「医学部合格」だけにとどまらず「社会に貢献できる良医を送り出す」ことを信条とする医学部予備校で、各教科の講師と科目全体を見る担任講師、生活面のサポートをする職員が連携して志望校合格に導いています。

東京のお茶の水校は1年目から国立の京都大学や東京医科歯科大学をはじめ、私立の順天堂大学、日本医科大学などへ多数の合格者を輩出してきました。2021年度は医学部医学科の受験者は57名で38名が合格を勝ち取るなど、医学部予備校の中でも合格率は高いほうです。

コースは「国公立選抜」「国公立・私立併願」「私立医学部」の3通りあり、選抜コースのみ入塾試験が実施されます。

併願コースは前期・後期に分かれていて、前期は国公立コースを受け、後期は私立コースを受けるというように変更することができます。

東京エリアの校舎:お茶の水、十条の2校

医学部予備校所在地:東京都千代田区神田淡路町2丁目23 (東京メトロ千代田線新御茶ノ水駅より徒歩約2分)

入学金+年間授業料:選抜コース1,701,800円/併願コース前期1,767,400円・後期2,601,000円/私立コース3,410,000円

オンライン授業:同時双方向型のライブ授業

学生寮:東京都内に専属寮あり。校舎近くに専属食堂もあり、朝、昼、夕の3食を食堂で摂ることが可能

メディカルフォレスト

医学部予備校メディカルフォレストの自由が丘校は女性専用医学部予備校でしたが、2022年度より男女共学になりました。

クラスは「特別選抜クラス」「実戦強化クラス」「基礎強化クラス」「個別指導クラス」があり、入学時の学力診断テストと面談の結果でクラス分けが行われます。

メディカルフォレストの特徴としては、理数系に力を入れている医学部予備校です。理数系に弱いという人が特に女性に多い傾向がありますが、医学部受験では理科・数学は必須科目。そのため、メディカルフォレストでは論理的な思考力を高める学習法を取り入れています。暗記(記憶力)だけでは通用しないからです。

カリキュラムは、数学、化学、物理、生物、英語、国語の6科目の講義をベースとして、弱点補強のためのゼミや個別指導、定着トレーニング、映像授業などを組み合わせて作成されたもので、後期になると生徒の現状に合わせてカリキュラムを編制し直します。

東京エリアの校舎:池袋、自由が丘、麹町の3校

医学部予備校所在地:東京都豊島区南大塚1丁目51−7 美咲大塚ビル 2F,8F(JR山手線大塚駅より徒歩2分)

入学金+授業料:(詳細は資料請求の上ご確認ください)

オンライン授業:双方向型のライブ授業。映像授業もあり

学生寮:東京都内に提携寮あり

進学塾ビッグバン

「圧倒的な学習量と質」が進学塾ビッグバンのキャッチコピー。学習時間は大手予備校の3倍以上にも及び、同一単元を前期・中期・後期の3回繰り返す学習システムが特徴の医学部予備校で、それによって偏差値が低めの生徒も志望校合格をつかみ取っています。

医歯薬ロジスティックス(高卒生本科コース)は、9名以下の少人数クラス授業のエクシードコース、完全マンツーマン指導のプラチナコース、少人数制とマンツーマンを組み合わせたハイブリッドコースがあります。

お茶の水校のエクシードコースでは、大手予備校で教鞭を執るプロ講師が指導にあたり、ビッグバン独自の学習システムを実践しています。

授業中は講師にいつあてられるかわからないので気を抜けません。そんな厳しい授業ですが、講師は生徒一人ひとりの授業中の様子を書き留め、マンツーマン指導の講師と共有して個別指導の指針としています。

入学金+年間授業料:エクシードクラス3,500,000円以上/プラチナコース3,300,000円以上/ハイブリッドコース5,000,000円以上

東京エリアの校舎:お茶の水の1校

医学部予備校所在地:東京都千代田区神田駿河台2-5 村田ビル4F(JR御茶ノ水駅より徒歩3分)

オンライン授業:双方向型のライブ授業

学生寮:東京都内に指定寮あり

ウインダム

ウインダムはどこよりも「合格」にこだわる医学部予備校です。毎月末にマンスリーテストを行い、その結果から今やるべき課題を明確にして勉強に取り組みます。翌月末にまたテストをして進捗度を見て新たな課題を与える、というようにして合格への軌道に乗せていく医学部予備校です。

テキストは、それぞれの大学入試問題の傾向・特徴を分析したうえで作成されたオリジナルで、大学別対策に定評ある医学部予備校の1つ。講師は経験豊富なベテランぞろいで、生徒の学力に応じてポイントを押さえた質の高い授業を行います。

コースは、基礎ができている人対象の「アドバンススーパー」、基礎から学びたい人対象の「アドバンスマスター」、英語・数学を重点的学びたい人対象の「プログレス」の3通りあります。入塾時のトライアルテストの結果でコースが決められますが、その後の成績に応じて後期はレべルアップすることも可能です。東京をはじめ、関東の私立大学に強い医学部予備校です。

東京エリアの校舎:渋谷の1校

医学部予備校所在地:東京都渋谷区渋谷3-2-3帝都青山ビル(JR渋谷駅より徒歩6分)

授業料:標準2,989,000円

オンライン授業:授業を収録したビデオを視聴するオンデマンド型授業

学生寮:東京都内に提携寮あり

メルリックス学院

メルリックスは、私立大学専門の医学部予備校です。英数理の3科目4教科に絞ったカリキュラムが組まれ、私大医学部の最新の傾向を分析して作成されたオリジナルテキストを用いる医学部予備校なので、効率よく学力をつけていくことができます。

授業形態は完全個別指導と少人数制クラス授業の2パターンを用意する大手の医学部予備校ではお馴染みのスタイル。少人数クラスは「1校でも私立医学部に合格する」ことを目標としたコースで、開講時に実施される判定テストの結果によって、成績別にクラス編成が行われます。

月謝制を採用する珍しい医学部予備校で経済的負担を抑えることが可能。また、推薦入試の合格実績が豊富な医学部予備校として東京では人気があります。

東京エリアの校舎:渋谷の1校

医学部予備校所在地: 東京都渋谷区桜丘町6-2(JR渋谷駅より徒歩約7分)

入学金+年間授業料:私立医学部受験コース(M)2,244,000円/完全個別コース(PP)5,385,600円※授業料は月謝制

オンライン授業:双方向型のライブ授業

学生寮:東京都内に指定寮あり

野田クルゼ

野田クルゼは1969年創立で、医学部予備校の中では老舗として知られています。30年、40年前の野田クルゼ生が高校生のわが子に付き添って相談に来る、そんな光景にも歴史の長さを感じさせる医学部予備校です。また、学費が東京にある医学部予備校の中では安いことでも評判です。

野田クルゼに入塾するには、高卒生の場合は選抜テストと面接を受ける必要があります。

合否の判定の仕方には、選抜テスト、面接試験、模擬試験判定、医学部一次試験合格認定の4パターンがあり、受験する生徒はそのうちのどれか1つを選ぶことができます。

授業形態は、学力別に編成された5~30人までの集団授業と完全個別指導と医学部予備校としては一般的なスタイル。集団授業は、国立医学部を目指す「国立医進コース」と私立医学部の上位校を目指す「スーパー選抜コース」、私立医学部を目指す「総合コース」に分けられます。

最上位の国立医進コースは大手並みの学費の安さを誇る医学部予備校です。

東京エリアの校舎:お茶の水の1校

医学部予備校所在地:· 東京都千代田区神田駿河台2丁目8 電話(JR御茶ノ水駅より徒歩約1分)

オンライン授業:双方向型のライブ授業

入学金+授業料:国立医進コース679,800円/スーパー選抜コース1,031,600円/総合コース(面接認定の場合)2,760,600円

学生寮:東京都内に専属寮あり

プロメディカス

医学部予備校プロメディカスでは、ベテランの専任講師と指導責任者が受験戦略を打ち立て、志望校合格へと導く駿台系列の専門予備校。学習管理は生徒本人任せにするのではなく、出欠の確認を徹底し、それと共に学習の進捗を見るために毎週テストを実施する管理が厳しい医学部予備校の1つ。

授業形態は8名の少人数クラスとマンツーマン指導の2通り。クラスは「国公立・私立御三家N」「私立難関A」、私立医学部B」の3クラスあります。

Nクラスのみクラス編成するための学力診断テストが必須となっている医学部予備校です。

東京エリアの校舎:東京駅前の1校

医学部予備校所在地:東京都中央区八重洲1-8-16 新槇町ビルヂング14F(JR東京駅八重洲中央口より徒歩1分)

授業料:少人数制クラス3,500,000円/マンツーマンコース50分×8,500円。(マンツーマンコースのみ受講する場合は入学金50,000円必要)

オンライン授業:双方向型のライブ授業

クエスト

クエストでは「まず論理的に整理された知識を身につけ、次に記述・表現することで実力が蓄積され、最後に演習問題に取り組むことで合格力を獲得できる」と考え、この3段階を踏まえた授業を展開しています。

授業形態は10~15名の小集団クラスが中心で、それに1対1の個人指導「パーソナルクエスト」が加わります。パーソナルクエストは、生徒の都合の良い時間に、講師を指名して受講できるようになっており、生徒第一主義の学習システムを採用する医学部予備校。

医学部予備校クエストの特徴はそれだけでなく、定期的に塾長自らが生徒に合格するためのアドバイスをする「塾長面談」もあります。保護者との面談も必要に応じて実施したり、家庭通信を送付するなどして、受験生をしっかりバックアップする体制を整える医学部予備校です。

なお、医学部予備校の中では珍しく入学試験を実施しているのが特徴です。

東京エリアの校舎:新宿の1校

医学部予備校所在地:東京都新宿区西新宿7-23-13クエストビル(東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅より徒歩2分)

年間学費総額:2,475,000円(入会金、各学期授業料、講習授業料、施設利用料含む)

オンライン授業:双方向型のライブ授業

学生寮:東京都内に提携寮や推選寮あり

東京の医学部予備校まとめ

今回は東京にある大手予備校と医学部予備校について紹介してきました。

おすすめとして紹介した医学部予備校は、専門予備校として歴史が長い校舎が多いので、多くの合格者を輩出しているノウハウと情報量があります。

東京は医学部予備校の選択肢が豊富なので、受験生にピッタリの学習環境に出会える可能性が高いです。

東京以外の受験生も、オンラインや寮を利用すれば東京の医学部予備校に通うことも可能なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

難関医学部入試を突破するためには、東京の医学部予備校も候補に入れて学習することが近道です。

なお当ページを執筆するにあたり、下記サイトも参考にさせていただきました。

東京のおすすめ医学部予備校がまとめられているので、受験生の方もぜひ参考にしてみると良いでしょう。

https://xn--0kq33cz5c8wmwrqqw1d.biz/hikaku/tokyo.php